現状の外側のゴールとは?未来から考えるゴール設定の具体例と始め方

山並みの先に広がる夕景。現状の外側に未来を描くイメージ ゴール設定

こんにちは。KOUです^^

「現状の外側にゴールを設定しましょう」と聞いて、困ってしまったことはありませんか。

今より収入を増やしたい。好きな仕事をしたい。もっと自由に暮らしたい。そう思っても、いざゴールを決めようとすると、今の仕事や生活を基準に考えてしまうものです。

私が氣幸や情報空間の書き換えを教えるとき、技術の習得と同じくらい大切にしているのがゴール設定です。今日は「現状の外側」とはどういう意味なのか、具体例を交えてお話しします。

現状の外側のゴールとは、何が違うのでしょうか

現状の外側のゴールとは、今の自分の役割や常識をそのまま延長しただけでは、行き着く姿を描きにくい未来のことです。

例えば、会社員として働いている人が「来年は今より給料を上げたい」と考えたとします。もちろん立派な目標です。ただ、そこでは現在の働き方を前提にしているかもしれません。

一方で「自分が本当に面白いと思う分野で、人に教える仕事をしたい」と考えたらどうでしょう。今の職場では実現できないかもしれませんし、どうやって収入を得るのかも、まだわからないかもしれません。

そのとき初めて、今まで調べたことのない仕事や、出会おうとしなかった人が選択肢に入ってくることがあります。

大切なのは、目標の金額や規模だけではありません。同じ「月収を上げる」でも、今の延長にある人もいれば、働き方そのものを変える必要がある人もいます。現状の外側かどうかは、その人が何を当たり前としているかによって変わるのです。

「どうやって?」を先に考えると、未来が小さくなる

私たちは普段、何かをやろうと思うと、すぐに方法を探します。現実的な計画を立てるうえでは必要なことですよね。

ただ、ゴールを決める段階から「今の自分にできること」に限定すると、まだ知らない選択肢は最初から候補に入りません。

ここで一度、順番を変えてみてください。まず、どんな未来を生きたいのかを考える。その後で、そこへ向かう方法を探していきます。

ゴール設定の考え方の違い(概念図)

現状から考える

今の仕事・経験 → 今できること → 予想できる未来

未来から考える

本当に望む未来 → 必要な選択を探す → 今日の行動を決める

※考え方を整理するためのオリジナル図解であり、科学的な実験結果を表した図ではありません。

例えば、将来は自分の専門分野を人に教えたいと思ったなら、「教える資格がないから無理」と結論づける前に、何を学び、どんな人の役に立ちたいのかを考えてみるのです。

すると、今日やることが「何となく勉強する」から「その分野で活動している人の話を聞いてみる」に変わるかもしれません。未来の捉え方が変わると、現在の選択も変わってきます。

ゴールが決まらないときは、肩書きより暮らしを思い浮かべる

「やりたいことがわからない」という方には、いきなり職業名や年収を決めようとしないことをおすすめしています。

例えば、数年後のある平日を想像してみてください。朝起きたとき、どんな一日が始まるのを楽しみにしていますか。誰と関わり、どんなことに時間を使っていたいでしょう。

今の職場や住んでいる場所をいったん脇に置くと、普段は遠慮していた希望が出てくることもあります。

白い背景に置かれたノートと鉛筆。ゴールを書き出す作業のイメージ
未来の一日を、誰にも見せないつもりで書いてみるのもおすすめです。写真:engin akyurt / Unsplash

書き出した内容を見て、「それは今の自分には無理だ」とすぐに取り消さないでください。まずは、自分が何を望んでいるのかを知ることが先です。

もちろん、思い描いただけで実現するわけではありません。ゴールを持ったあと、必要な行動を選んでいくことが大切になります。

心理学の研究から学べる、ゴールと行動の関係

ゴール設定については、心理学でも長く研究が続いています。

LockeとLathamは2002年の論文で、具体的で挑戦的な目標が課題の遂行に与える影響や、目標への取り組みを左右する条件を整理しました。これは、目標を決めれば必ず達成できるという意味ではありません。目標への納得や能力、結果に対するフィードバックなども重要だという話です。

また、GollwitzerとSheeranによる2006年のメタ分析では、「いつ、どの状況になったら、何をするか」をあらかじめ決める実行意図が、目標達成を助けることが報告されています。

例えば、「勉強する時間を増やす」よりも、「火曜日の夕食後、机に座ったらテキストを開く」と決めておくほうが、行動を始める場面がはっきりします。

ここで紹介した研究は、行動目標や実行計画に関するものです。私が氣幸の講座でお伝えする「現状の外側のゴール」や「場の移動」と同じ理論を検証した研究ではありません。だからこそ私は、未来を描く話と、現実の行動を組み立てる話を混同せずに伝えたいと考えています。

氣幸でいう「場の移動」とゴール設定

私が提唱する氣幸には、「一人一宇宙」という考え方があります。

一人ひとりがそれぞれの宇宙を持ち、宇宙同士は重ならず、一点で接している。その接点が物理空間だと捉えます。

そして、それぞれの宇宙には次元の階層があり、その階層を移動することを「場の移動」と呼んでいます。単に物事の見方を変えたり、前向きに考えたりすることを指しているのではありません。

ゴール設定は、その中で自分がどの未来を選ぶのかを考えるための大切な入り口です。情報空間の書き換えと場の移動の考え方は、別の記事で詳しく説明しています。

関連記事:情報空間の書き換えとは?「一人一宇宙」と「場の移動」の仕組み

未来を決めたら、今日の選択を変えてみる

開いた扉から差し込む光。新しい選択肢の象徴
新しい選択肢に気づくと、日々の行動も変わってきます。写真:Lan Gao / Unsplash

ここまで読んで、何か一つでも思い浮かんだ未来があれば、今日はそれをノートに書いてみてください。

そのとき、実現までの道筋を全部決めなくても大丈夫です。ただ、明日も同じ生活を続けるのなら、何を一つ変えられるかは考えてみてほしいのです。

私が大切にしているのは、ゴールをきれいな言葉で書くことより、その未来が今の自分の選択に影響し始めることです。

以前の記事では、目標を思い描くだけでは行動につながらない理由も取り上げています。興味があれば、こちらも読んでみてください。

関連記事:引き寄せを頑張っても現実が変わらない理由。ゴール達成を妨げるホメオスタシスとは?

また、氣幸や情報空間について学んでみたい方には、無料の氣幸診断を用意しています。情報空間の書き換え、ゴール達成、ヒーリング、浄化のうち、今のあなたがどんな学びに関心を持っているのか、整理するきっかけにしてみてください^^

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参考文献

Locke, E. A., & Latham, G. P. (2002). Building a practically useful theory of goal setting and task motivation: A 35-year odyssey. American Psychologist, 57(9), 705–717. PubMed掲載情報(DOI: 10.1037/0003-066X.57.9.705)

Gollwitzer, P. M., & Sheeran, P. (2006). Implementation Intentions and Goal Achievement: A Meta-analysis of Effects and Processes. Advances in Experimental Social Psychology, 38, 69–119. 論文(出版社)

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