こんにちは。KOUです^^
ゴールを決めた日は、未来が楽しみになるものです。ところが翌朝、いつものメールを開き、目の前の仕事を片づけているうちに、昨日の決意が遠のいてしまう。そんなことはありませんか。
私はゴール設定を教えるとき、今の延長線上では考えられない未来を大切にしています。ただ、未来を決めたあと、今日の行動をどう変えるかは別の問題です。
ゴールを決めても行動できないのはなぜ?
「いつか新しい仕事を始めたい」という願いがあっても、次に何をするかが曖昧なままでは、普段の習慣に戻りやすくなります。そこで参考になるのが、心理学で研究されている「メンタル・コントラスト」と「実行意図」です。
メンタル・コントラストとは
心理学者ガブリエレ・エッティンゲンは、望む未来を思い描いたうえで、その実現を妨げる現在の障害と対比する方法を研究しました。
2000年の研究では、未来だけを思い描く場合と、未来と障害を対比する場合などを比較しました。成功への期待が実際の取り組みにつながったのは、未来と現実を対比した条件でした。これは、障害を理由に夢を諦めるという意味ではありません。

「もし○○なら、△△する」と決める実行意図
心理学者ピーター・ゴルヴィッツァーは、目標を行動につなげる「実行意図(Implementation Intentions)」を研究しました。1999年の論文では、ある状況と行動を結びつけた計画が、目標達成を助ける仕組みを論じています。
例えば、「時間ができたら講座の案内を書く」ではなく、「朝、パソコンを開いたら、講座案内の見出しを一つ書く」と決めます。行動のきっかけを先に用意するわけです。
現状に合わせて縮めない
行動が止まる場面を見つける
△△する、と決めておく
決めた場面で実行する
※心理学研究を理解しやすく整理した図です。氣幸の技術手順ではありません。
高校生66人の研究でわかったこと
Duckworthらが2011年に報告した研究では、高校生66人を無作為に二つの条件に分け、一方にメンタル・コントラストと実行意図を組み合わせた約30分の書き出しを行いました。介入群は比較群よりも試験準備の練習問題に60%以上多く取り組みました。
ただし、特定の年齢と課題で得られた結果です。誰にでも同じ割合で効果が出るわけではありません。大切なのは、未来のイメージを実際の行動につなげる工夫です。

現状の外側のゴールを、小さくしない
ここは私が特に伝えたいところです。障害を考えることと、ゴールを現状に合わせて小さくすることは違います。
私が教えるゴール設定では、未来を先に置き、その未来から現状を捉えます。過去の意味づけも未来によって変わっていく、という考え方です。だから、今できることだけを基準にゴールを決める必要はありません。
今日の一歩を具体化することは、未来の可能性を狭めることではないのです。
また、氣幸でいう「場の移動」は、行動計画や単なる認識変更と同じものではありません。自分の宇宙にある「次元の階層」を移動するという独自の理論です。「一人一宇宙」では、宇宙同士は重ならず、一点で接し、その接点が物理空間だと考えます。詳しくは「一人一宇宙」と「場の移動」の仕組みをご覧ください。
明日の朝に試せる、小さな工夫
まず、実現したい未来を紙に書いてみてください。その未来に向かおうとするとき、いつも行動が止まる場面はどこでしょう。
もし原稿を書く前にメールを開いてしまうなら、「朝、メールを開く前に、原稿の最初の一文を書く」と決めてみます。うまくいかなければ、どの場面で止まったかを確認して、計画を調整すればいいのです。
ゴールそのものの考え方は、現状の外側のゴールとは?でも詳しく説明しています。
情報空間の書き換え、ゴール達成、ヒーリング、浄化のどこから学びたいか考えている方には、無料の氣幸診断も用意しています。今の関心を整理するきっかけにしてみてください^^
参考にした一次研究
Oettingen, G. (2000). Expectancy Effects on Behavior Depend on Self-Regulatory Thought. Social Cognitio, 18(2), 101–129. 原著論文
Gollwitzer, P. M. (1999). Implementation Intentions: Strong Effects of Simple Plans. American Psychologist, 54(7), 493–503. 原著論文
Duckworth, A. L. et al. (2011). Self-regulation strategies improve self-discipline in adolescents. Educational Psychology, 31(1), 17–26. 原著論文
アイキャッチ写真:Lukasz Szmigiel / Unsplash

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